樹会では、呼吸法の指導を実施していますが、呼吸の基本的な仕組みについて書きます。
呼吸には、①外呼吸と②内呼吸(細胞内呼吸)があります。
①外呼吸
一般的にイメージされる呼吸のことで、 空気を吸って、酸素を取り込み、二酸化炭素を体外へ排出することです。
吸い込まれた空気は、
気管→気管支→肺胞
へと送り込まれ、肺胞を通る毛細血管で酸素が血液中に取り込まれます。
また同時に血液中の二酸化炭素が空気中に出されます。
②内呼吸(細胞内呼吸)
細胞の1つ1つがエネルギーを作り出すだけに行う呼吸のことです。
身体をつくっている細胞は、血液によって運ばれてきた酸素と養分を使って、生命活動に必要なエネルギーを作り出して います。
その時できる二酸化炭素と不要物は、細胞の外に出され、血液等によって運ばれ体外に出されます。
※内呼吸に必要な酸素を取り入れ、要らなくなった二酸化炭素を体外に出す働きが外呼吸です。
細胞内の呼吸は、ミトコンドリアによって、行われます。
人間の身体は、数十兆個の細胞でできています。
1つの細胞の中には、2000個ものミトコンドリアが生きています。
このミトコンドリアを元気にすることで、細胞が元気になり、病気になりにくい身体つくりをすることができます。
次回は、胸式呼吸、腹式呼吸、逆複式呼吸についてです。
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